菅平合宿を終えて1

 お久しぶりです。お待たせ致しました。金沢大学ラグビー部2年川口陽彩です。
 今日は菅平の感想を書き記していきたいと思います。と言っても自分は大学からラグビーを始めたので、菅平という土地がどういうところか知りませんでした。ですが、ラグビーの聖地ということもあり、多くのラグビー関係者が集い、ラグビーに取り組む素晴らしい環境であることを身に染みて感じました。毎日の食事で沢山食べて体重を増やすことを頑張る選手や練習や試合で盛り上げる選手、組織が潤滑に動くようにサポートしてくれるマネージャー、選手の怪我や体調に寄り添うトレーナーと、一人一人が活躍する場面があった価値ある合宿でした。
 自分のことを書くとすれば試合のことであると思います。自分にとって今回の練習試合は復帰戦でもあり、デビュー戦でもありました。自分は大学に入ってから股関節、足首、膝と怪我をして、新潟大学定期戦に関しては膝の手術のリハビリ期間ということもあり、出場出来ませんでした。まだ膝は完治していませんでしたが大阪大学戦と茨城大学戦の両方のスタメンとして前半に出場することが出来ました。結果は納得がいくものではありませんでしたが、入部から約1年半でやっとピッチに立てました。これも、部員やサポートしてくれるスタッフ、応援してくださる皆様のおかげです。この菅平合宿を経て地区対抗に向けてチームとしても個人としても良い課題が見つかりました。自分は身長がチームで最も低いので大きい人に負けない体と心を身につけ、バック3の連携などにフォーカスしていきたいです。
 選手がラグビーに集中できる環境作りをしてくれたスタッフ、ご指導をしてくださった山本TC、応援に駆けつけてくださったOBや保護者の皆様、多くの人の協力によって合宿を終えることが出来ました。本当にありがとうございました。地区対抗出場という結果でお返ししたいと思いますので、これからも応援の程よろしくお願いします。川口陽彩(2年・WTB)

 1年の西本洸太です。8月15日から19日にかけて長野県菅平に合宿に行ってきました。今回はその感想について書こうと思います。
 菅平はラグビー合宿の聖地として知られており、毎年多くの高校や大学が菅平を訪れています。しかし新型コロナウイルスの影響もあり、金沢大学が菅平合宿を行うのは数年ぶりとなり、1年生だけでなく上級生も菅平に行くのが初めてという人が多くいました。そんな中行われた菅平合宿ですが、チームやチームメイトのいろいろな部分に気づくことができた充実した合宿でした。合宿での練習や試合を通したチームの技術面の気づきはもちろんありますが、5日間衣食住をともにしたことによるチームメイトに関する気づきもありました。率先して部の荷物を運んでくれる人や、ご飯の準備を当番ではないのに自分からやってくれる人など、普段はあまり意識しないけれど、みんなで協力しあうことでチームがうまくやっていけているのだと思いました。
 そして、1年生の間の絆も合宿を通して深まったと思います。我々1年生は合宿での試合が初出場となる選手もいて、合宿を通して試合でしか得られないラグビーの楽しさ、面白さを1年生みんなが共有できたということが本当に良い経験になりました。また、合宿最終日には土田キャプテンからの愛ある提案によって、一年生による芸出しをさせていただきました。この経験も1年生にとって良いものになったと思います。ホテルのスタッフの方やOBの方、そしてマネージャーやトレーナーの方など多くの人の支えによって今回の合宿を無事終えることができたと思います。本当にありがとうございました。
 最後に、合宿を終えて自分自身の今後に対する思いを書かせていただきます。僕たち1年生が入部して、もう4、5か月ほどが経とうとしています。正直あっという間に感じています。ということは僕たちが2年生となり先輩の立場となるのもあっという間だと思います。いつの間にか先輩になりなんとなくラグビーをやっている、そんな状態にならないよう菅平で得た気づきを通して自分を見つめ直し、今後の成長の糧として活かし、頼れる人になれるよう努力していきたいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。西本洸太(1年)

 1年トレーナーの萩原凜です。私はこの合宿を通して、金大ラグビー部のことがもっともっと好きになりました。だからこそ自分のトレーナーとしての役目をもっと果たせるように、解剖学やテーピングの知識を増やすために頑張ろうと思えた4泊5日の合宿でした。
 私が5日間の中で一番印象に残っているのは、2日目の阪大戦です。脳震盪や骨折などの大きな怪我をしている選手を初めて目の当たりにして、トレーナーとして何も対応することが出来ない自分の役立たずさがとても悔しく、誰にも自分の代わりが務まってしまうように思えて、チームに貢献できていないことが恥ずかしかったです。逆に、自分が担当した選手からテーピングのグッドサインをもらえるととても嬉しかったし、「ありがとう」を聞くともっと頑張ろう!と思える原動力になりました。
 また、今回の阪大戦で初めてトライをとった瞬間を見れたことがすごく嬉しく、その時の選手の生き生きとした感情溢れる表情が印象的でした。これからある北陸リーグ、代表決定戦、そして地区対抗でもこの表情をたくさん見ていきたいです!
 この菅平合宿は、金大ラグビー部のトレーナーとして必要な人になるために成長する大事な1歩になりました。この1歩を次の1歩へと繋げられるように我武者羅に頑張ります!萩原凜(1年・TR)

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