感謝

 4年生マネージャーの成田和葵です。11月16日の金沢学院大学との試合を終え、私たち四年生は引退となりました。
 大学に入学し、どこの部活・サークルに入るか悩んでいたとき、偶然のきっかけでラグビー部に入部しました。最初は、マネージャーとして言われたことをこなすだけで精一杯でしたが、気づけば4回目の代表決定戦を迎え、ラグビー部は私の大学生活の中心になっていました。
 前日の決起集会で、後輩たちから「まだ四年生と一緒に部活をしたい」と言われたとき、私たちが一年生の頃に四年生へ同じ言葉を伝えていたことを思い出しました。あれから三年が経ったと思うと、本当にあっという間でした。
 決定戦当日は多少のトラブルがあり、正直焦りましたが、無事にキックオフを迎えられた瞬間には心から安心しました。トライが決まった場面や、四年生のタックルで試合の流れが変わった瞬間など、カメラ越しに胸が熱くなる場面が何度もありました。素晴らしい試合を見ることができて、本当に幸せでした。
 マネージャーとして過ごした時間は、思い通りにいかないことも多く、悩むこともありました。それでも、グラウンドで全力で戦う選手の姿、チームを引っ張る先輩たち、一緒に励まし合ってきた同期や後輩たちの存在が、私にとって大きな支えでした。特に、同期のマネージャーの存在は本当に心強く、一緒に活動できたことは何よりのラッキーでした。ここで改めて感謝を伝えたいです。いつも支えてくれて、本当にありがとう!
 日々の練習や試合を通して感じたのは、マネージャーは“裏方”ではあるけれど、確かにチームの一員であり、ある意味では“主役のひとり”でもあるということです。試合に勝ったとき、SNSで応援の言葉をいただいたとき、遠征を終えて無事に帰ってこられたとき——そんな瞬間に、チームの力になれたという実感がありました。
 また、これまで支えてくださった山本TC、栗橋先生、OB・OG会の皆さま、本当にありがとうございました。遠征をはじめ、さまざまな場面で応援してくださる方々がいることを実感し、心強かったです。
キャプテンがよく「青春」と言って厳しい練習を乗り越えていた姿が印象的でした(笑)が、ラグビー部で過ごした日々は、私にとっても間違いなく“青春”でした。毎日のように角間グラウンドへ向かい、早朝からミーティングをして……そんな日常が終わってしまうのは少し寂しいですが、約三年半、本気でやりきれたことを心から誇りに思います。
 私は今後、金沢大学の大学院に進学します。これからも近くで後輩たちの活躍を見ることができるのが楽しみです。そして“金沢大学ラグビー部”がさらに成長していくことを心から願っています。成田和葵(4年・MGR)

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