代表決定戦を終えて
金沢大学ラグビー部4年の山田颯真です。
今回、11月17日に行われました東海北陸代表決定戦は33-50で敗れました。この試合はみんな今まで以上に走り、タックルして、今年一番の「結束」を体現できていた試合だと思います。前半19-12とリードして終わり、後半もファーストトライを金大がとることができて2トライ差をつけることができました。このまま勝てると皆本気でそう感じたのではないのかなと思います。しかし、後半の後半には我々のフィットネスが落ち、足が止まってしまったところで雑なプレーが起きてしまったり、ペナルティを犯してしまったりと徐々に相手のペースになってしまい次々相手のトライを許し逆転されてしまいました。自分たちの目標を達成できるところまであと少しのところまで来られたと感じたので、この試合の敗北は本当に悔しかったです。自分たちのラグビー、金大らしさというものを試合中のすべてで継続することの難しさを痛感しました。しかし、結果こそついてこなかったですが、ここまでの準備を決定戦に向けてすることができたということは私にとっても誇りですし、今後の金大ラグビー部にとっても大きな財産になるだろうと信じています。
この金大ラグビー部での4年間を振り返ると、本当にたくさんの濃厚な思い出があります。私の入部のきっかけは、2019年にあったラグビーワールドカップを親が家で観ているのを見てこんなスポーツがあるのだと思い、興味を持ったところからです。実際金大に入学して新歓に行くとラグビー部の温かさ、先輩たちのカッコよさに憧れて入部しました。そこからは長かったような短かったような濃厚な4年間が過ぎました。ラグビー部での日々は楽しかったことよりもきつくてつらかったことの方が多かったと思います。しかし、この大変な練習や試合などを隣にいる仲間たちと本気で挑み、乗り越え、みんなでたくさんの笑顔で過ごした日々は私にとっての宝物で、一生忘れることない最高の思い出です。
最後に、今年金沢大学ラグビー部は75周年を迎えたということで多くのご支援をいただくことがありました。常に現役の勝利を願い、ご支援をしてくださいましたOB・OG会の皆様と栗橋部長、金沢大学ラグビー部の発展のために多くの面でご指導をしてくださった山本TC、いろいろな試合会場まで来て応援をしてくださった保護者の皆様方には心から感謝申し上げます。そして、大学に入り、ラグビーに出会えたこと、金沢大学ラグビー部のみんなと一緒に4年間過ごせたこと感謝の気持ちでいっぱいです。心からありがとうございました。山田颯真(4年・CTB)