金沢大学ラグビー部の皆が大好きです!
4年マネージャーの稲吉音波です。
今パソコンに向き合って、もう自分がこの代表決定戦終わりのブログを書く担当になったことに驚いています。代表決定戦の決起集会のときにも、後輩のマネージャーが私の名前を出してくれたときに、この場で名前が出される立場に私自身がなっていたことに改めて気づき、感慨深く、そしてまだ一緒に部活をやりたいと思ってくれたことへの嬉しさと、もうすぐ最後だという寂しさを感じていました。
11月17日の代表決定戦では、先制トライを決め、前半をリードするという試合を目の当たりにして、今までに感じたことのないどきどきを味わっていました。前半終了後のハーフタイムで、プレーをしていた選手が明るい顔で戻ってきて、後半に向けて意気込んでいる姿を見て、心の底から嬉しく思いましたし、今まで見たことのない景色、感じたことのない感情を得られるのではないかと、言い表せない気持ちになっていました。最終的には、勝利の瞬間に立ち会うことはできなかったですが、4年生になってから、もしかしたら、4年間で一番わくわくした試合だったかもしれないです。逆転された時も、あきらめずトライを取り返した時も、最後には勝てると思っていましたし、今日は皆が嬉し涙を流して最後の集合写真が撮れるんじゃないかなと考えていました。最後の笛がなったとき、本当に悔しくてどうしようもない気持ちになりましたが、今まで練習してきて、実際にプレーして、リザーブで控えて、ボールボーイをやってくれていた選手皆の方が、もっともっと私が想像できないくらい悔しいんだろうと思って、さらにどうしようもない気持ちになりました。それでも、こんないろいろな感情をくれた部活に、ラグビーというスポーツに、関わることができて本当に良かったです。
3年生になってからこれまで、自分が最高学年で、スタッフリーダーとして皆をまとめて、指示を出すときに何度も先輩のマネージャーの姿を思い浮かべました。2年間その先輩の立場としてマネージャーをやってきて、当たり前のことですが、本当に自分一人では何も出来ないことを思い知りました。私が見てきた先輩方は、頼りがいがあって、分からないことを聞いたらなんでも答えてくれて、仕事をきっちりこなす、こんな人になりたいと思わせてくれる方たちでした。しかし、いざ自分がその立場になれば、普通に分からないことばかりで何が正解か分からないし、自分一人では気づけないことがたくさんあって、先輩の選手、同期、後輩の選手、マネージャーが助けてくれて、本当に周りに恵まれてきたなと感じています。
いつだってついてきてくれて、積極的に部活のことを考えて、補い合ってトレーナーとマネージャーの仕事をしてくれる後輩たちも、きついこともたくさんあるだろうけれど、チームでラグビーをプレーして、注意しあったり励ましあったりして一生懸命な後輩たち、先輩方と、金沢大学ラグビー部で出会えてよかったと心から思っています。今このブログをそれぞれ悩みながら同じ部屋で書いている同期のスタッフ、そして、ラグビーに向き合って、どんどんかっこよくなって、後輩に手を焼きながら4年生になった同期の選手と、同じ学年で金沢大学ラグビー部に入って、仲間になれたことが宝物だと思っています。こういうことを本当は言葉で直接伝えられたら良いのですが、私は絶対に泣いてしまうので、文章で伝えられるこの場があってよかったです。
部活は引退となりましたが、まだ気軽にラグビー部の皆と会えるこの残された時間も大切に過ごしたいと思っています。私が大学生のうちにたくさん遊びに誘いたいし、社会人になってからも部活に顔を出して、差し入れを持って行って現役生を喜ばせる予定です。稲吉音波(4年・MGR)