足跡
平素より温かいご支援、ご声援を賜りまして誠にありがとうございます。4年スタッフリーダーの橋本遥香です。
私たち4年生は、先日11月16日の金沢学院大学さんとの代表決定戦をもちまして引退となり、4年間の部活動生活に終止符を打ちました。この4年間を振り返り、思いを綴らせていただきます。
記憶は大学1年の春に遡ります。
高校時代に陸上部でマネージャーをしていたこともあり、もともとスポーツへの興味はありましたが、その中でもラグビー部にマネージャーとして入部したのは、今思えば「運命」だったのだと思います。
入部してみると、高校時代とは比べものにならないほど多岐にわたる「マネージャー」という役割に圧倒されました。言われたことをこなすだけでは務まらず、細やかな気配りや、どうすればより良くなるかを考える向上心が求められました。最初の頃は慣れることに必死で、憧れの先輩の背中を追いかけることしかできませんでした。
そうしている間に時はめまぐるしく過ぎ、あっという間にラストシーズンを迎えました。
ちょうど1年前、「本間組」が始動し、私はスタッフリーダーとしてチームを支える幹部の一員となりました。マネージャーやトレーナーをまとめ、選手とスタッフをつなぐ役割として、自分なりに努力してきましたが、力不足を痛感する場面も多く、本当に務まるのかと何度も悩みました。後輩に頼られる先輩でいられているのか、選手のニーズに応えられているのか、同期に安心して任せてもらえているのか、、理想と現実のギャップに苦しみ、重責に押しつぶされそうになり、何度も涙を流しました。
それでも、この1年間を精一杯駆け抜けてきました。そして、その中で、一番大切な人たちに出会うことができました。
最後の試合では、これまでに見たことのない選手たちの熱い眼差しがいまもなお私の胸に強く残っています。悔いなくやりきる、最後まで戦い抜く、そんな強い決意を感じさせる眼差しは、同期と共に歩んできた4年間の中で、最もかっこいいものでした。
先輩方の背中を追いかけ、同期と前だけを見て走り続けた4年間でしたが、引退して後ろを振り返ると、頼もしい後輩たちの存在に気付くことができました。不安もありますが、「必ずやり遂げてくれる」「私たちの無念を晴らしてくれる」そんな確信のようなものがあります。
改めまして、栗橋部長、鈴木OB・OG会会長をはじめとするOB・OGの皆様、山本TC、最後の学生生活を支えてくれた家族、そしてチームメイトに心より感謝申し上げます。
本当に多くの方々に支えられた4年間でした。今度は、私が誰よりも金沢大学ラグビー部のファンとして応援していく番です。
金沢大学ラグビー部を、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。橋本遥香(4年・MGR)


