代表決定戦を終えて
こんにちは、4年生キャプテンの熊谷峻滉です。11月19日に代表決定戦が行われました。この試合は今年度の金大ラグビー部が目標としていた地区対抗出場するために勝利しなければならない試合であり、この日のために日々練習を重ね、努力してきました。しかしながら、結果は3-31で愛知学院大学に敗北しました。試合内容は満足のいくものではなかったかもしれません。我々が用意した戦術はキックでエリア取りしてからセットプレーでトライに繋げることでした。しかし、エリア取りは悪くはなかったのですが、セットプレーでのミスが目立ち中々トライにつながるアタックが出来ませんでした。一方、ディフェンスでは何度も諦めずタックルして、立ち上がり相手のミスを誘うことが出来る場面が多くあり、これは今まで自分たちがフォーカスしてきたことなので成長できた部分で、金大ラグビー部らしく最後まで粘り強く戦い続けました。
今年私がキャプテンになって部員によく伝えていたことは「意識」という言葉です。意識するということは考えてプレーするという主体性が求められます。未経験者が多く、バイトや学業と両立させながら限られた練習時間で金大ラグビー部が私立の強豪校と戦い抜くためには沢山の確実な準備が必要です。そのような一回一回の貴重な練習や試合を有意義なものにするためには、ただ何となく受け身にプレーするのではなく、物事を主体的に考え能動的にプレーすることが大事だと思います。コーチにも言われた通り今年のチームはトライを取りきる力が足りませんでした。それはやはり、もっとひとりひとりがどうすればトライをとれるか貪欲に考えてプレーする必要があったかなと思います。最後に、自分がキャプテンになって多くの方々に支えられてきました。ご指導いただいたコーチや応援とご支援していただいたOB・OGの関係者、プレーだけでなく精神的にも引っ張ってくれた院生、きつい練習に(文句はありつつも)ついてきてくれた同期や後輩、その練習をサポートしてくれるスタッフ。勝利という形で恩を返すことが出来ず申し訳なく本当に悔しいですが、皆様の支えのおかげで自分はキャプテンを続けられ、金大ラグビー部も成長することができました。大学4年間は振り返るとあっという間でしたが、金大ラグビー部として過ごした日々は非常に濃密で感慨深いものでした。私は来年就職のためラグビー部を引退するのですが、これからはお世話になったラグビー部とかわいい後輩たちに少しでも力になれるようにしつこいくらいに尽力していきたいと思います。熊谷峻滉(4年・NO.8)