菅平合宿を終えて 2

 3年生の松原大河です。今年の菅平合宿はいつも以上に私たちにとって実りのあるものでした。
 私自身も主務として、日本福祉大学さんと大阪公立大学さんとの練習試合、駒澤大学さんとの合同練習の調整を行うという貴重な体験ができました。確かに試合や、合同練習の時間自体は決して長いものではありません。例えば今回の2試合は30分ハーフで設定したため、60分程度で終わってしまいます。しかしその準備段階ではそれ以上の多くの時間、労力を必要とするものでした。試合一つを取ってみても、相手校との連絡を取りながら、試合時間、キックオフ時間、試合グラウンド、担当していただくレフリーなど決めるべきことは多岐に渡りました。そして、これも相手校やレフリー、石川県協会、長野県協会、弊部TC、スタッフなど数多くの方の協力なしには不可能でした。このように選手としての私たちにとってみれば、あたりまえのようにできている試合や練習も、多くの人の労力、時間が費やされた上に成立しているのだということに改めて気付かされたことは、これまでマネジメントを担当してきたうえで大きな学びであると思います。
 一選手として印象に残ったのは天理大学さんへの「スクラム修行」です。弊部山本TCの人脈により、合宿中に決まった練習でしたが、修行直前まで、私はモチベーションがなかなかあがりませんでした。午後にも練習試合が控えていたということもありますし、なによりあの「天理大学ラグビー部」さんとスクラムを私たち自身が組むことになるのか、ということにおののいていました。一度、練習が始まればFWのコーチの方からスクラムに対するルーティンを教わり、その後は対人で何本もスクラムを組むことになりました。そんな中で周りで見ていた天理の選手たちからは組むごとに私たちFWへ丁寧なフィードバック、アドバイスを頂いたことは忘れられません。彼らの強さの一端があらわれているようでもありました。私がよくアドバイスをもらったPRの松野選手は後日サニアパークで見た対明治大学さんとの試合でも出場しており、強いスクラムを見せていました。
 気づけば、3年生としての菅平合宿もあっという間に終わることとなりました。このまま秋の北陸リーグ、その先にある東海・北陸代表決定戦、地区対抗もおそらくはあっという間に来るのだと思います。引き続き、選手として、主務として今回の菅平合宿での経験を糧に、さらに私たち自身を高めることに集中していきたいと思います。松原大河(3年・PR)

 こんにちは、2年生の本間晴人です。我々金沢大学ラグビー部は8月16日から20日までの4泊5日で長野県の菅平高原にて合宿を行いました。
 大学生となって2度目の菅平合宿は、昨年度よりも非常にハードなスケジュールで実施されました。内容としては日本福祉大学、大阪公立大学との試合、駒澤大学、天理大学との合同練習が主なものでした。天理大学はもちろんのこと、他の大学も非常に完成度が高くてまとまりのあるチームで、試合、合同練習を通して非常に良い刺激を与えられました。試合結果としては2試合とも勝利することが出来ませんでしたが、自分たちよりも強いチームに対して通用した部分や反対に通用しなかった部分が明らかになり、たくさんの収穫を得ることができました。また、天理大学との合同練習では、大学トップクラスの選手たちとの練習を経て、ラグビースキルだけでなく人間性の部分でも多く学ぶことがありました。今回の菅平合宿を通して得たことを金沢でも忘れないようにして、残り約3ヶ月の間部員全員で地区対抗代表決定戦に向けて努力を続けます。
 そして、今回の合宿に向けて支援をいただいたOB・OGの皆様、保護者の方や山本TC、鈴木OB・OG会会長など、多くの方々に感謝申し上げます。また、裏方で選手を支えてくれたマネージャー、トレーナーのみなさんありがとうございました。本間晴人(2年・LO、FL)

 金沢大学ラグビー部マネージャー2年の橋本遥香です。8/16-20の4泊5日で行われた菅平合宿を振り返りたいと思います。
 今回の合宿はラグビー部全体としてもわたし個人としても学びの多い合宿になったと思います。合宿を通して見えた反省点を踏まえて、これからの課題や自分が目標とする姿などを見据えることができました。
 マネージャーとして多岐にわたる業務をこなしましたが、予定どおりに進んだ部分やうまく対応できなかった部分など、様々な場面に直面しました。大きな失敗はなかったものの、後悔が残る点も多くありました。選手が試合に集中できるよう万全の準備をするために視野も広く持ち、様々な視点から考え、行動できるようになりたいです。
 また、試合時はウォーターとして選手の近くで試合を感じることができました。コンディションが悪いなか必死に闘う選手の姿はとても輝いていました。そんな選手を1番近くで応援できることを誇りに思い、選手が全力で闘えるように、少しでも支えになれるようにもっとがんばろうと思いました。
 わたしは普段のマネージャー業務としてホームページの運営、OB・OGの方々や金沢大学ラグビー部に関わってくださっている方々とのやり取りなど対外的なことを担当していますが、今回の合宿を通して本当にたくさんの方々に支えていただきながら活動できていることを改めて強く実感いたしました。ラグビーの技術的な部分やマネジメント部門など様々な分野でご指導してくださった山本TCをはじめとした、OB・OGの皆様、ご家族の皆様、また試合、練習をしてくださった各大学ラグビー部の皆様、本当にありがとうございました。橋本遥香(2年・MGR)

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