北陸リーグ 決勝を終えて

 いつも皆様ご支援の方ありがとうございます。金沢大学ラグビー部修士1年の土田琢真です。10月28日に行われた北陸リーグの富山大学ラグビー部(杉谷キャンパス)戦について報告させて頂きます。
 まず、スターティングメンバーについてです。自分はここ1年以上スタンドオフとして出場してきましたが、今回スクラムハーフとしてプレーしました。ポジション変更の理由は、これまで9番を付けていた3年生の榊原君の負傷です。彼は未経験者ながら去年からずっと9番という重要なポジションを任せ、ひたむきに練習を続けてきていました。昨年自分が主将だった時、プレーの面で厳しい言葉をかけることもありましたが、凹まず着いて来てくれました。(普段からムチに比べてアメの割合がやや少ない私ですが)榊原君はチームを盛り上げる存在であり、間違いなく熊谷組に欠かせないプレーヤーとなっていました。そんな彼が先日練習で怪我をし、名古屋戦への出場も絶望的な状況です。毎年チームを見ていますが、秋シーズンは何が起こるか本当に分かりません。自分が思うに9,10番が変わるだけでチームは全く別の物になってしまいます。しかし、限りある戦力をいかに組み合わせ、整えるかが名古屋戦という一発勝負に必要な要素だと捉えています。
 それを踏まえて、今回の試合について述べさせて頂きます。勝負には勝ちましたが、とても納得のいく試合ではありませんでした。前に出る粘り強いディフェンスが金大の一つの持ち味なのですが、先日は自陣深くまで食い込まれることも多々あり、目標である0点に抑えることができませんでした。アタックでも、修士2年生の彩矢さん不在のせいか、相手のタックルに圧倒され、思うように前進できないシーンがいくつか見られました。チームを俯瞰して見ると、普段の練習での雰囲気作りや発言を首脳陣に任せっきりにしている部分などが、苦しいシーンでの皆のプレーだけでなく、立ち振る舞いにも顕著に現れているように感じました。名古屋戦までの短い期間、できる限りの意思統一によってこれらを修正し、目標である地区対抗出場を果たしたいと思います。最後に、今年の名古屋戦の会場は、金沢に決定しましたので、是非とも応援の方よろしくお願いします。土田琢真(M1・SH)

 金沢大学ラグビー部2年の西本です。10月28日に行われた北陸リーグ決勝戦についての感想を書かせていただきます。
今回、北陸リーグの決勝戦にむけてチームとして日々の練習からディフェンス面の強化を目標にそこに重点をあてた練習を多くこなしてきました。そして試合では相手を0点に抑え完封勝ちすることを目指していました。この目標の中行われた試合ですが、試合としては勝利したものの内容としては決して良いといえるものではありませんでした。具体的に書くとこれまでの試合でも言われてきた試合の立ち上がりの悪さやディフェンス時におけるコミュニケーションや無駄なペナルティなど改善すべき課題が多く出てきました。今回のような課題を残したままでは11月19日に行われる地区対抗東海北陸代表決定戦では自分たちのミスによって苦しい試合展開になってしまうことが考えられます。
 しかし、試合までの残された時間における練習においてチームの人間一人ひとりがチームの課題に対して改善し向上していくことを意識し取り組むことができれば、まだまだチームは強くなることができると考えています。そのために自分自身は選手の一人としてチームのために尽力し貢献します。
最後になりますが11月19日金沢市営球技場13時キックオフで地区対抗東海北陸代表決定戦が行われる予定です。多くの方に試合を見ていただきたいです。応援よろしくお願いします。西本洸太(2年・PR)

 3年マネージャーの稲吉音波です。先日行われた北陸リーグ決勝では、金大が無事勝利を収めることが出来て安心しました。久しぶりの公式試合、そして4年生の先輩方には最後の根上のグラウンドでの試合ということで、実は前日から少し緊張していました。
 3年生になってから、自分がスタッフの最高学年として、マネージャーの仕事、トレーナーや主務との連携を主体となって行ってきて、初めてこの立場の本当の大変さを知ったような気がしています。私が後輩だったころ、マネージャーの先輩方を見ていて、大変そうだな、と思うことはたくさんありましたが、結局は他人事として後輩の立場で甘えさせてもらっていたことに改めて気づきました。自分が今後輩にそんな立ち振る舞いが出来ているかは分かりませんが、3年生になってから、何度マネージャーの先輩だったお二人を振り返り尊敬し直したか数えられません。
 そして、昨年の4年生の先輩方が引退されてから、もう1年が経とうとしていることに、とても驚いています。今年は、約3年一緒に過ごしてきた先輩方が引退されてしまうので、最近ふとした瞬間に寂しく思ってしまいます。今の4年生には、スタッフの先輩はいませんが、5人いる選手の皆さんにはよく気にかけてもらい、部活中も部活外で遊ぶ時もたくさん楽しい時間をもらって、すごくお世話になっています。気づかれてないと信じたいですが、自分がしんどい気持ちになっていた時、4年生とM2の先輩からの言葉で救われたときが何回かありました。こんなに素敵な人たちと出会えて良かったと心から思っています。そんな人たちがもうすぐ引退してしまうなんて本当に考えられないですが、私にはどうしようもできないので、選手の皆さんには勝ち続けてほしいと願うばかりです。自分がやらなければいけないことを投げ出したくなる時もありますが、金大ラグビー部が大好きなので、精一杯自分ができるベストなマネージャーでいられるようにします!(北陸リーグの所感ではなくなってしまいましたが、試合の帰りに同期のトレーナーと、先輩いなくなっちゃうねーという話をして二人でしんみりしたので、こんな内容にしました。)稲吉音波(3年・MGR)  

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