代表決定戦を終えて

 金沢大学ラグビー部4年の南沢竜馬です。先日の地区対抗代表決定戦について書かせていただきます。残念ながら3-31というスコアで愛知学院大学に負けてしまい、地区対抗出場とはなりませんでした。試合について少し述べると、試合の立ち上がりはタックルが決まったり、相手陣内でのペナルティからPGを決めたりと、流れは良かったと感じていました。しかし、ラインアウトでは相手のDFに阻まれ、用意してきたモールなどができなかったり、スクラムではペナルティやトライを許してしまったりと、セットプレーでかなり厳しい状況となってしまいました。そんな厳しい状況の中で、スクラムの際に「りょうま、こうた、たいが」とフロントローを鼓舞してくださる応援がスタンドから聞こえました。こんな経験は初めてで、より一層頑張ろうと思えました。しかし現実は厳しく、相手陣内で継続してボールを保持することが難しく、トライをとれずに試合を終えてしまい本当に悔しかったです。
 さて、引退を迎えるにあたり、4年間を振り返ってみると本当にあっという間でありつつ、とても濃い日々であったということや、非常にたくさんの方にお世話になったことを感じました。週に4回部員と顔を合わせ、休みの日にも一緒に遊びに行くほど一緒にいる時間が長かった部員との思い出は本当にたくさんあります。その中でも、後輩を「集合」させて他愛もないネタを収拾するのが練習後の楽しみの一つでもありました(笑)。しかし、そんなことをする機会はもうないと思うと少し寂しくも感じました。
 また、頼もしい先輩や、チームを作り上げてくれた同期、一緒に頑張ってくれた後輩、選手をサポートしてくれたマネージャー、トレーナーたちと一つのファミリーとして地区対抗出場という目標に向けて突き進んだことは本当に貴重な経験でした。他にも部長やTC、OB会の皆様のご支援で本当に充実した4年間を過ごすことができました。私自身、2年間主務という立場でチームを運営していったことは本当にいい経験をさせていただいたと感じますし、様々な方々から応援されていることを実感いたしました。
 今年度の熊谷組が目標にしてきた「超える」、すなわち去年達成できなかった地区対抗出場という目標は今年も達成できずに熊谷組解散となってしまいました。この結果は自分たちにとって悔しいですし、支え続けてくださった方々への恩返しができずに申し訳なく思います。今後はOB としてできる限りのサポートをすることでチームへ還元していきます。後輩たちには良いチームを作り上げて笑って最後を迎えられることを期待します。頑張ってください。
 最後になりますが、ラグビー部として4年間の充実した日々を送らせていただいたいたことを感謝申し上げます。これからも金沢大学ラグビー部をよろしくお願いいたします。南沢竜馬(4年・HO)

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