富山大学戦を終えて

 6月18日に北陸リーグの試合がありました。富山本学さんとの試合でしたが、富本さんのメンバーが体調不良で足りないためこちらから人を貸し出し練習試合という形になりました。7月に行われる新潟戦に向けて練習してきたアタックを試す機会として臨みました。
 結果としては55-0での勝利でした。スクラムのアタックからゲインすることができ、裏に抜けた人へのサポートの湧きもよくトライにつなげることができました。練習したオフザボールの動きで相手のディフェンスをずらす場面もありました。
 課題としてラック周りの反則、ディフェンスラインのセットアップがあがりました。オフサイドやオーバーザトップの反則があり規律が乱れました。また順目への周りが遅くディフェンスが広がれていない場面がありました。外のバックスからディフェンスを広がらせたり、ハーフによるラック周りのディフェンスラインのコントロールの必要性を感じました。
 今後の練習ではディフェンスのセットアップで速さと正確性に重点あて取り組みたいです。
 次の試合は新潟大学さんとの定期戦です。今回の反省を活かし練習に取り組み、今年の新潟戦は勝利できるよう頑張ります。今後とも応援よろしくお願いします。長尾祥亮(4年・CTB)

 金大ラグビー部が熊谷組で動き始めて、初めての公式戦となる予定だった富山大学戦ですが、急遽練習試合となってしまい残念でした。しかし、今回の試合は金沢大学ラグビー部の新たな可能性を感じられる有意義なものであったと私は思います。
 なぜ、私が今回の試合が有意義なものであったと感じたかというと、多くの選手がトライをすることができ、「得点する経験」ができたからです。私がラグビーをしていて最もやり甲斐を感じるのは、トライをした時です。今回の試合でもラインアウトからの奇襲が成功して、とても気持ちが良かったです。今回の試合では、私だけでなく多くの仲間がその喜びを味わえたと思うと嬉しいです。
 私にとって特に印象的だったのは、2年生の築舘がトライをしたことです。彼はウィングでよくボールを貰うのですが、相手に捕まって外まで押し出されてしまうことがありました。しかし、今回の試合では持ち前の足の速さで相手を抜き去り、そのままロングゲインをしてトライをしていました。私は、彼が自力でボールを運ぶ力をつけた姿から、後輩の成長が見られてとても嬉しかったです。
 築舘だけでなく、3年生の山田のトライも印象的でした。相手のパスミスで落ちたボールをキックで前に転がし、そのまま自分で追いついてトライをしました。山田は良いタックルをするイメージがありましたが、それに加えて今回の試合で攻撃面での強みが見ることができ驚かされました。大学からラグビーを始め、ここまで頑張ってきた彼の努力が開花したように感じました。今年の名古屋戦での活躍に私は期待しています。
 今回の試合をきっかけに、多くの選手が自身の力を超えていったのではないかと私は思います。私もパスやジャッカルの技術を磨くなど、自分の新たな強みを見つけられるように努力したいとも思いました。今回はあまり出番がありませんでしたが、新入生(特に未経験者)の活躍が次の試合では見られたらいいなあと楽しみにしています。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。髙木航(3年・FL)

 こんにちは!金沢大学ラグビー部2年の若林です。
 6月18日に行う予定であった北陸地区国立大学体育大会は、金沢大学の不戦勝となりました。その代わりに対戦相手であった富山大学の方と練習試合を行わせていただきました。結果は、55対0で金沢大学が勝利を収めました。富山大学との試合では、新体制の熊谷組で新しいメンバーでしたが、息のとれた協力プレーが目立ち、初めてトライを決めた選手も沢山いました。そのトライを決めた選手が勇ましく走る姿と喜ぶ笑顔、仲間と喜び合う姿がとても印象的な試合でした。
 トレーナーとして、富山大学戦は先輩なしでSAの仕事を任せていただきました。いつもは先輩の後ろで先輩の背中を見ながら学んでいたのですが、夏からは私たち2年生が主体になるということで自ら主体的に動くという新しい経験をさせていただきました。試合準備からチームとコネクトし、選手と、コミュニュケーションを取ることを大切にしました。ハーフタイムでは選手が集中して試合に挑みやすいよう自ら話しかけに行きテーピングの巻き直しや怪我の状態などの確認を行うようにしました。試合中は、あいにく怪我人が複数出ました。けれど人数が足りていないということもあり、外に選手を出したりそのままプレーを続行させたりと判断が迫られるときもありました。それもまた経験で、瞬時に的確な判断が私自身に求められるということと、選手の意思も尊重することの双方を大切にしていきたいと思いました。今回は、アイシングのために外に出した選手もいましたが、残る選手にはすぐにテーピングの応急処置を行うことができました。また、自分とは別サイドで起こったプレーが一時中断されるような大きな怪我の場合は、逆サイドのSAもすぐに駆け寄ることができたら迅速に対応できたと思ったので次回に生かしていきたいと思います。
 私にとっても、他のトレーナーにとっても実践的に新しい学びを得ることができた試合になりました。次回の大会では責任を持って、選手を全力で支えていきたいと思います。そして、今回喜び合う姿がとても素敵でした。良い試合を見させていただきありがとうございました。若林ひなの(2年・TR)

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